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捲土重来‼️2027年(令和9年)4月 福岡県議会議員選挙へ向け 3期目の挑戦‼️

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2月議会 一般質問

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平成30年3月7日(水)

  本日2月議会一般質問第1日目の初日午後1番『明治日本の産業革命遺産を活用した地域振興について』の一般質問を行いました。地元中間市の浮揚策と活性化の為、渾身の力を込めて小川県知事並びに県執行部に対して質問を致しました。内容は下記の通りです。


【質問内容・知事答弁 全文】

今年は1868年の明治改元から150年目を迎えます。政府は国・地方を挙げて「明治」を盛りあげていこうとしています。この「明治」という時代に対する国民の関心が高まることが期待される中、本県には私の地元中間市をはじめ、3市に幕末から明治にかけて日本の近代化を牽引した「明治日本の産業革命遺産」の構成資産が所在します。改めて「明治日本の産業革命遺産」について関心をもっていただく絶好の機会であると考え、この機会を捉えて「明治日本の産業革命遺産」を地域振興にどのように活用させていくのか、知事に何点かお尋ねして参ります。

【問1】まず「明治日本の産業革命遺産」が平成27年7月に世界遺産登録され、約2年半が経過しました。平成27年6月議会において、我が会派の津田公治議員が一般質問で世界遺産の観光資源としての活用についてお尋ねし、知事は「登録後の資産を活用するため、直方市、飯塚市、田川市など世界遺産が存在しない市町村とも幅広く連携し、石炭を運んだ鉄道や船、港、炭鉱労働者の暮らし、食文化などの要素を盛り込むことでストーリーをつくり、観光ルートとしてつなげていく」という答弁をされました。また、私も、世界遺産登録直後の予算特別委員会において、「明治日本の産業革命遺産登録における観光政策」として、より具体的な活用方策等について質問をさせてもらったところです。そこで、お尋ねしますが、世界遺産の観光資源としての活用について、その後、具体的にどのような取り組みを行ってきたのかお答え下さい。

【知事答弁1】まず初めに「明治日本の産業革命遺産」の観光資源としての活用でございます。

県では「明治日本の産業革命遺産」が平成27年7月に世界遺産に登録されたことを契機といたしまして、その構成資産をはじめ、田川市の石炭・歴史博物館、また、飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸など県内各地の産業観光スポット、その周辺の見どころ、また、食などにつきまして幅広くご紹介をし、県内各地への誘客を図る様々な取組みを行ってまいりました。具体的に申し上げますと、産業革命遺産などの写真や動画をSNSやブログで紹介する特設サイトであります「近代化特急、福岡県。ブラックエクスプレス」の展開、また、地域の歴史やグルメを国内外に広くご紹介をする多言語パンフレット「たんこう本」の制作、産業革命遺産を教育旅行の素材として紹介をする「福岡県修学旅行ガイド」の制作、旅行商品の割引きを行う「福岡よかとこ旅行券」、「九州ふっこう割」を活用した、産業革命遺産を組み込んだ旅行商品の造成、旅行商品の造成を促していくための旅行会社向けの商談会や説明会の開催、それらを行ってきたところであります。

 

【問2】先月、広域行政推進対策調査特別委員会において、平成27年7月8日、日本で19件目となる世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つである静岡県伊豆の国市の韮山反射炉を視察する機会を得ました。韮山反射炉は江戸幕府の韮山代官 江川英龍が、外国船の脅威から日本を守るため、海防を目的として築造された品川台場に設置する鉄製大砲を鋳造するため、佐賀藩の技術支援を受けながら建設した施設です。完全な形で残る反射炉は世界的にも珍しく、世界遺産に相応しい、貴重な文化遺産であると思います。この韮山反射炉においては、構成資産である反射炉の修復に加え、資産の価値を解説するガイダンス施設や駐車場、周辺地域の修景など一体的に整備が行われており、素晴らしい資産だと感心いたしました。この整備のため、伊豆の国市においては、大変な努力をされているものと推察しております。翻って、我が中間市の遠賀水源地の状況をみますと、ガイダンス施設は川向こうに所在する地域交流センター内にあるとともに、一般来訪者用の駐車場は徒歩で15分程度かかる市役所の駐車場であるなど、来訪者が快適に資産の価値を学ぶためには、さらなる整備が必要と感じています。来訪者を受け入れるための整備は、まず、地元が中心になって取り組んでいく必要があるとは思いますが、県においては、来訪者の受入れ環境の整備のため、どのような取り組みを行っているのかお尋ねします。

【知事答弁2】次に来訪者受入れ環境の整備でございます。

県といたしましては、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録後、来訪者がこの構成資産にスムーズに車で訪れていただけるよう、本遺産共通のロゴマークを掲載をいたしました道路標識、これを国、県、市が分担をして整備を行うこととしまして、県内86か所に設置をしたところでございます。また、遠賀川水源地ポンプ室につきましては、遠賀川水源地の西側に眺望スペースを整備するとともに、舗装のやり替え、転落防止の設置など、付近の歩道の改良も行いました。大型バスの駐車場につきましては、遠賀川の河川敷に駐車できるよう、国土交通省が整備を行ったところでございます。普通車につきましても、現在、市役所前の駐車場を御利用いただいているところでございますけれども、今後、普通車の駐車スペースやトイレ等の設置が河川敷にこれができるよう、市とともに国に働きかけを行うなど、引き続き、地元市と連携をいたしまして、受入環境の整備に取り組んでまいります。

 

【問3】県内には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産が北九州市、大牟田市、中間市の3市に所在しています。また、昨年7月に登録され、マスコミ等の注目度が高い「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産が宗像市、福津市に所在しています。これらの市においては、各々の市内に所在する資産について、バスツアーやウォーキングイベントの実施、ガイダンス施設の整備、観光ガイドの育成などにより、情報発信や誘客に係る取組みを行っていますが、より効果的な情報発信・誘客に繋げていくためには、広域的にこれら資産同士を連携させる取組みについて、これまで以上に工夫をしていくことが必要だと考えます。広域連携を担う県として、どのようにお考えかお尋ねします。

【知事答弁3】次に効果的な情報発信・誘客に繋げていくための広域連携についてでございます。

県におきましては、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産が所在をしております3市と連絡会議を組織をいたしまして、資産の魅力を紹介するパンフレット、ポスターを作成するなど、世界遺産としての価値の発信に取り組んできたところであります。また、構成資産が所在をしております全8県11市は、連携して資産への周遊を促す工夫をこらしたスマートフォンアプリケーションを開発をいたしまして、昨年3月からその配信を開始いたしております。昨年、北九州市と中間市の構成資産を結び、専門家の解説を聞きながら巡るモニターバスツアー、これを実施しました所、大変ご好評をいただいたところであります。今年も、見学箇所を増やした上で募集をかけましたところ、募集開始初日で定員を上回るなど多くの方々から応募をいただいているところであります。また「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録後には「明治日本の産業革命遺産」とあわせまして、それぞれの価値や構成資産を紹介するチラシを作成し、資産の所在地、また、県内の文化施設等に配架をし、その広報を行っております。平成30年度には、福岡市内で開催する「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」登録1周年記念イベントにおきまして、「明治日本の産業革命遺産」のブースを出展をいたしまして、構成資産を紹介する映像の放映、また、パネル展示等を行う予定でございます。今後とも、多くの方々に関心をもっていただきますよう、広域的な連携を図りながら、いろんな工夫を凝らしながら、情報発信、また、来訪者の増加のための取組みを進めてまいります。

 

【問4】最後に、本県においても、今年1年、国が掲げる明治150年関連施策も活用しながら「明治日本の産業革命遺産」の情報発信を行い、誘客を図る絶好の好機だと思います。また、私の地元中間市におきましても、本年市制60周年という、記念の年を迎えます。この節目の年に向け、昨年から4つのコースからなる「なかまフットパス」を整備して、世界遺産の「遠賀川水源地ポンプ室」などを歩いて見てもらう取組みを行い、昨年11月には「全国フットパスの集い2017 IN なかま」のイベントを開催し、多くの誘客につなげることもできました。今後も地域のにぎわい創出のため、市を挙げて更なる努力を行っていくことと思いますが、県は市や関係機関と連携し、世界遺産を活用してどう観光振興、ひいては地域振興につなげていくのか。また、中間市制60周年にあたり、県としてどういう支援を行なっていくのか併せてお尋ねを致します。

【知事答弁4】中間市の世界遺産を活用した観光振興・地域振興と市制60周年、これに対する支援でございます。

先ほど申し上げましたように、県におきましては、特設サイトやパンフレットを通じた情報発信、世界遺産関連施設を組み込んだツアーの造成などによりまして、世界遺産を活用した観光振興に取り組んできたところであります。また、世界遺産「遠賀川水源地ポンプ室」につきましては、県と市町村で組織をいたしております広域連携推進会議において実施をしております、中間市の旧跡をめぐる散策プログラム、また炭鉱と鉄道の歴史を巡る観光モデルツアーの、それぞれの訪問先としているところであります。新年度におきましては、これらの取組みに加え、世界遺産の構成資産を中心に、製鉄、石炭産業に関連した施設を巡るスタンプラリー、また、世界遺産の価値を発信する巡回展示などを実施することといたしております。また、中間市制60周年にあたりまして、これにつきましては、市において、現在、世界遺産のPRを含めて様々な事業が計画をされているところであります。地元のご意向も踏まえて、県としてどのような支援ができるか検討を進めてまいります。

 
2018年03月07日 23:50

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